2008年3月6日木曜日

《Eclipse PDTによるPHP開発環境の構築》

今まではjava言語を中心に開発をしてきたが、最近はweb開発ではPHPやrubyを採用することも多くなってきた。

生産性の高い(使い勝手の良い)開発環境を構築することは、品質のよいWEBアプリを作成する上でも重要である。

Eclipse PDTの設定

PDTをダウンロード&解凍し、pdt-all-in-one-R20080103-win32\eclipse\eclipse.exeを起動。(workspaceをプロジェクト毎に設定する場合は、eclipse.exeのショートカットを作成し引数に[-data 使用するworkspaceディレクトリパス]を指定すると楽)

初期起動画面(non project)image

Window->preferences →PHP ->PHP Executable にてPHPランタイム指定image

Window->preferences →PHP ->PHP Servers にてURLの変更(今回はhttp://localhost:8080とした)

image

その他設定

・Code Foldingの Enable foldingのチェックをはずす(関数表示をデフォルトで折りたたむを解除)

PHPプロジェクトの作成

File->new->projectからPHP->PHP project作成を実行(今回はtestProjectとして作成)

testProject配下にphpinfo.phpを作成し、editorにてphpinfo()関数をアシストしてみる。(かなり完成度が高い。。ちなみに追加Library に関しても保管可能)

image 

phpの関数一覧をフィルターで検索することが可能。右クリックでマニュアルページを表示

image 

クラスのOutLine表示

image 

PDTはかなり完成度が高い開発環境だ。

 

実行&Debug環境の構築

apache2.2のhttpd.confを編集し、testProjectをDocumentRootに設定。

下記の設定を同ファイルに追加(phpのインストールディレクトリは環境に合わせる)

LoadModule php5_module C:/php5/php5apache2_2.dll

AddType application/x-httpd-php .php
AddType application/x-httpd-php-source .phps
DirectoryIndex index.php index.html index.html.var
PHPIniDir "C:/php5"

apacheを起動し、http://localhost:8080/phpinfo.phpにて動作が確認できれば実行環境完成。

次にdebug環境を設定する。php.iniを開き、下記を追記する。(phpのインストールディレクトリは環境に合わせる)

zend_extension_ts=C:\php5\ext\ZendDebugger.dll
zend_debugger.allowed_hosts=localhost
zend_debugger.expose_remotely=always

あとは、eclipse上でブレークポイントを設定->対象phpファイルを右クリック->debug -> PHP Web page でPHP Debugパースペクティブが表示されるはず。

その他プラグイン

実際PHPでwebappを作成するとなると、フレームワークをプロジェクトに含めることになると思う。これらをそのままプロジェクトに追加した場合、validataionでエラーが発生する場合がある。それを回避するために、プロジェクトのプロパティ→validataion で html syntax validator等をoffにすると良い。(私は、mojaviやsymfonyなどを使用している。これらの構築howto等は機会があれば書くつもりです)

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